あなたは今の仕事にどんな価値があると思いますか?
10年以上前、営業マンだった私は仕事のやりがいを感じられず、毎日ただただ言われた通りに働くだけでした。当時の私は仕事の価値も知らなかったのです。
では、なぜビジネスの本質から仕事の価値がわかるのでしょうか?
知らないとまずい!?仕事とは何か?
12年前、商社の営業マンだった頃の私は、この仕事に何の意味があるのだろうと本気で思っていました。メーカーから商品を仕入れて売るだけの業務が自分にとって意味のある仕事だと思えず、成績も伸び悩んでいたのです。
当時の自分が感じていたこと、それは「その仕事にどんな価値があるのか」ということ。当時の私は全くわかっていませんでしたし、わからなかったからこそ、営業成績も全く伸びなかったのだと今になって反省しています。自分が何を売っているか理解していない営業マンに相手が欲しいものなんてわかるはずありません。
ビジネスの本質とは
では、ビジネスの本質とは一体何なのでしょうか?
私が思うにビジネスとは
『相手の抱える課題解決の対価としてお金をもらうこと』
もっとわかりやすく言うと、
・悩みや困りごとの解決
・望みの実現
をすることで、その対価としてお金…と本当は感謝も欲しいですよね。
これは全てのビジネスに共通します。あなたが今日買った何かも必ずこれに当てはまるのです。
対価をもらわずに課題解決することもあります。…が、これはビジネスではなく、ボランティア、国や公共団体の市民サービスです。
それでは早速、例を使って考えてみましょう。購入者側の視点から見ていきます。
私の課題とスタバの解決策
今私はこのブログを近所のスタバで書いています。
別にブログの記事なんて家でも書けるし、わざわざスタバで書く必要なんてないのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、私がわざわざスタバに来てブログを書く理由。それをわかりやすく「課題」とその「解決策」として表現てみようと思います。
◇私が持っている課題
- 家だと時間を奪われる誘惑が多い。
- 本業の仕事後になってしまうため眠くなる。
- 時間が制約がないとダラダラしてしまう。
- 仕事ではないのでリラックスしたい。
◇スタバの持っている課題の解決策
- 誘惑は少ない。
- コーヒーで眠気を覚ますことができる。
- 閉店時間があるので時間の制約が必ずできる。
- 周囲の適度な騒がしさ、店内の落ち着いた雰囲気、BGMでリラックスできる。
自分の持っている課題に対して、スタバがその解決策をコーヒー一杯の値段で提供してくれる。だからコーヒーはもちろんのこと、この課題の解決策を得るための一杯として、コーヒーを購入しているのです。
コンビニコーヒーではダメだし、家でもダメ。やっぱりスタバが最適解だということになりました。
実はこれがマーケティングそのもの。まさにマーケティング的思考なんです!
商社の営業マンの提供価値と存在意義とは
今考えるとわかるのですが、冒頭にある営業マンだった私は、このことに全く気づいていませんでした。商社なんて、ピンハネ業ぐらいに考えていたと思います。(実際に客先からそれに近いことを言われたこともありました…)
でも実際には、商社には商社しか提供できない解決策があります。
例えば以下のようなもの
- 複数メーカーや多種多様な商材を取り扱っているからこそ客先にあった提案ができる。
- 商社一社から様々なものを仕入れることができる。手間が減る。
- ユーザーの知らない解決策(商材)を提供できる。
これらで、解決できる課題を持っている相手には、しっかりと商社の営業マンが解決策となるということです。こう考えると、商社の営業マンの商品は、客先が抱える課題をより明確にし、それに対して最適な解決策を提供する「提案力と情報量」だと言えませんか?あくまで私見ですが。
この記事のまとめ
全てのビジネスは、「相手の抱える課題解決の対価としてお金をもらうこと」です。では、あなたのビジネスでは具体的に相手のどんな課題を解決することができるでしょうか?
「全てのビジネス」には提供している解決策…価値(ベネフィット)があります。試しにあなたが最近買ったものを思い浮かべてみてください。必ず何かの解決策になっていると思います。日々の生活の中にもビジネスのヒントは隠れています。それを意識して、課題と解決策を見つける視点で探せば、あなたのビジネスにも応用ができます。人気店、有名店は特に参考になるので、ぜひ意識してみてください。
ではまたお会いしましょう!
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